ソコレックス社内勉強会を実施しました
今回よりブログ担当が変わります。前回までは半導体エンジニア出身のKさんでしたが、今回より、大学卒業後からずっと商社マン!のTが担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、令和5年9月20日、21日の両日、ソコレックス連続注射器の社内勉強会を担当者主導で行いました。
20日は男性社員、21日は女性社員と分けて実施しました。 社員にはソコレックスに馴染みのない人もいたので、先ずは同社の概要、製品モデルの概略説明がありました。その後、実際に本体の分解作業を社員全員でやってみました。
特に印象に残ったのは、従来の主力機種であるクラシック、2-リング、プレミアムモデルと、今年デビューしたばかりのウルトラとの違いです。
先ずは、手に取ってその違いを知りました。ウルトラはとにかく軽いです(水産用の0.3mlでは75gとクラシックの0.3mlの142gに比べ約半分です)。バレルカバーに始まり、ジョイントナット、ドースセット、ラウンドナットチューブコネクター等、従来金属製だった部品を樹脂製に変更しています。重い注射器で連続注射していると結構疲れるので、先ずは重さを見直したようですね。
また、新開発されたウルトラは、軽さに加えて、分解・組み立てが簡単にできる構造にグレードアップしていました。
従来品であるクラシックのバルブパーツは小さなボールとスプリングを使用していましたが、ウルトラではバルブパーツを一体化した樹脂製のカートリッジ構造になっています。そのため、部品の紛失が起きにくく、又、2ヶ所への装着にもカートリッジの形状が異なっており、違う部品を入れようにも入らないので、直ぐ間違いに気が付きます。
よく見ると本体の接合ネジ部に細いスリットが設けられていて、そこにこの小さなパーツのウイングを差し込みズレないようになっています。このような小さな部品によくこんな工夫をしたなぁ、と感嘆しました。
クラシックの場合は、チューブコネクターのピストンへの取り付けとピストンとニードルロックの取り付け部分にある小さなボールバルブとバルブスプリングを外すことになりますが、これがコロコロと転がったりして神経を使います。 外した後に組み立てるのですが、これ又、ボールバルブとバルブスプリングの装着順を間違えると吸引、排出がうまくいかないことになります(手先が不器用な私は担当者に手伝ってもらって組み立て完了しました)。
ウルトラは畜産(養鶏・養豚)、水産のどちらにも使えます。ウルトラの方がクラシックより価格も少し安いので今後はウルトラに頑張ってもらおうと言うことで勉強会を無事終えることが出来ました。